（左）清水駅前銀座商店街 理事長　松岡夏樹
（右）株式会社エスクリエイト 代表　石川雅章

清水駅前銀座商店街・理事長の松岡夏樹と、株式会社エスクリエイト代表で、地域活性プロジェクト『静岡人』の立ち上げ人、石川雅章は、静岡商工会議所青年部の仲間として共に街作りに取り組んで来ました。元気のない、清水駅前銀座商店街を見る度に悔しさが込み上げ、昭和の清水の活気を知っている石川としては、どうしてもあの頃の賑わいを取り戻したい思いが強くなっていきました。

2014年から実施した、清水もつカレー王決定戦を企画、運営してきた石川がその時から口癖にしてきたこと、｢ビー・バップで清水を元気にしたい！｣ この思いを掲げながら、ポッドキャストで二人が夢を語ったのが2023年。あれから２年、2025年は昭和100年の節目となりました。昭和のたたずまいが残る清水駅前銀座商店街は、｢昭和｣のコンテンツを有効活用できるとても情緒溢れる舞台です。私たちは、この舞台を活用し、昭和の清水を取り戻そうと決意しました。そのためには、当時の賑わいを演出してくれた、映画『ビー・バップ・ハイスクール』の存在が欠かせません。あの当時を知る世代が、映画の舞台になった清水に集結し、清水を、そして、日本を元気にするきっかけに繋がるプロジェクトを目指しています。イベントを通して静岡の子どもたちの明るい未来をつくる地域振興プロジェクトです。

『ビー・バップ・ハイスクール』」のコンテンツが引き金となり、行政や地元企業と連携しながら、商店街を中心とした静岡市清水区の地域活性化を目指します。

｢まちは劇場｣、昭和の賑わいを取り戻すのは、令和を生きる昭和の与太郎だもんでさ。

静岡県静岡市清水区は、日本のほぼ真ん中に位置し、海・山・川に囲まれた自然豊かで住みやすい街です。2003年4月1日、旧静岡市と旧清水市が合併し、静岡市が誕生しました。政令指定都市として、新たなスタートをし、22年が経過しました。現在、全国の政令指定都市では、人口が一番少なくなりました。若者をはじめとする、人口流出問題は、静岡市の大きな課題となっております。

その中でも、静岡市清水区は、これから伸び代がある話は多く出てきております。国際海洋都市として、海を中心とした街作りは、少しずつ変化を遂げ、港を中心に少しずつ賑わいが出て来ています。世界中から豪華客船が寄港し、インバウンド効果も見え始めました。しかし、清水区の玄関口でもあるJR清水駅から徒歩圏内の清水駅前銀座商店街は、昭和の輝きを失い、とても寂しい商店街となっています。昭和のよき時代に、賑わっていた商店街を知る方も、徐々に減少してきました。しかし、清水駅前銀座商店街には、当時の輝きを知る市民がたくさんいます。そして、その輝きの真っ只中にいた、忘れられない思い出が『ビー・バップ・ハイスクール』でした。今もなお、ビー・バップの思い出を語る市民がたくさんいます。昭和の心温まる人情、笑顔溢れる人々、賑わいを創出する街作りに向けて、私たち市民は、未来の清水を描くためにも挑戦いたします。

『ビー・バップ・ハイスクール』という映画から多くの元気と勇気をいただきました。今こそ、私たちが｢与太郎｣となり、この清水の街を元気にします。清水ビー・バップ・ハイスクール高校与太郎祭実行委員会を発足させ、静岡市の地域活性化、そして子供たちの明るい未来創造の一助となるよう、最善を尽くす所存です。

清水の魅力を全国に発信し、清水駅前銀座商店街を中心に、静岡市清水区の発展に貢献出来る持続可能なイベントに成長させていきたいと考えています。